証券口座は自分の行いたい売買に伴って、どれだけ幅広い選択肢を便利に選択できて、そして何より手数料が安い・無料であることがポイントになります。その点でSBI証券と楽天証券は、多くの投資家にとって魅力的な選択肢となっています。これらの証券会社は、一般的な証券口座と比較して多くの利点を提供しています。以下に、SBI証券と楽天証券の特徴を、一般的な証券口座と比較しながら詳しく見ていきましょう。
Contents
口座開設の利便性
特徴 | 一般的な証券口座 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|
オンライン開設 | 一部可能 | 可能 | 可能 |
開設にかかる時間 | 数日〜数週間 | 最短当日 | 最短当日 |
本人確認方法 | 書類郵送が多い | オンライン本人確認 | オンライン本人確認 |
SBI証券と楽天証券は、ネット証券のため、自宅からスマートフォンやパソコンで簡単に口座開設手続きができます[1]。一般的な証券会社と比べて、開設にかかる時間が大幅に短縮されています。
投資商品と口座の種類
特徴 | 一般的な証券口座 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|
新NISA口座 | 対応 | 対応 | 対応 |
iDeCo口座 | 一部対応 | 対応 | 対応 |
投資信託 | – | 2566本 | 2572本 |
両社とも新NISA口座やiDeCo口座の開設が可能で、幅広い投資商品を取り扱っています[1]。一般的な証券会社と比べて、より多様な投資機会を提供しています。
手数料
特徴 | 一般的な証券口座 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|
国内株式売買手数料 | 有料 | 無料* | 無料** |
投資信託購入手数料 | 有料が多い | 無料商品あり | 無料商品あり |
*電子交付設定の場合
**ゼロコース選択の場合
SBI証券と楽天証券は、条件を満たせば国内株式の売買手数料が無料となり、投資コストを大幅に抑えることができます[1][2]。
SBI証券に関しては、売買手数料が無料となるのは国内株式の現物取引、信用取引、S株(単元未満株)。無料にするための条件は「特定口座年間取引報告書などの各種報告書を、すべて郵送から電子交付に切り替えること」ですので、電子交付を選べば手数料無料となります。
楽天証券に関しては、日本株の売買手数料0円の「ゼロコース」を選択することで手数料が無料になる。対象は国内株式の現物取引、信用取引、かぶミニ(単元未満株)。日本株の売買手数料に関しては、SBI証券と並んで圧倒的にお得な証券会社。
銀行・クレジットカード連携
特徴 | 一般的な証券口座 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|
銀行連携 | 限定的 | 三井住友カード連携 | 楽天銀行連携 |
クレジットカード積立 | 一部可能 | 可能 | 可能 |
SBI証券は三井住友カードと連携しており、カードでの入金や決済が簡単に行えます。楽天証券は楽天銀行と連携しており、資金移動が即時に行えるほか、楽天ポイントを使った投資も可能です[1]。
両社とも月10万円までクレジットカード積立が可能で、投資しながらポイントも貯められる仕組みがあります。
単元未満株取引
特徴 | 一般的な証券口座 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|
単元未満株取引 | 一部可能 | 可能(S株) | 可能(かぶミニ) |
取扱銘柄数 | 限定的 | 約3,700銘柄 | 約1,000銘柄 |
SBI証券はS株、楽天証券はかぶミニという名称で単元未満株取引を提供しています。特にSBI証券は取扱銘柄数が多く、より多くの選択肢があります[1]。
その他の特徴
- 取引ツール: 両社とも充実した取引ツールを無料で提供しています。
- 情報提供: 市場分析やレポートなど、投資判断に役立つ情報が豊富です。
- ポイントプログラム: 取引に応じてポイントが貯まり、投資や現金化に使えます。
- 外国株取引: 米国株を中心に、海外の株式も取引可能です。
SBI証券と楽天証券は、低コストで多様な投資機会を提供し、使いやすいオンラインプラットフォームを備えています。銀行やクレジットカードとの連携も優れており、初心者から経験豊富な投資家まで幅広いニーズに対応できる証券口座と言えるでしょう。
参照サイト
[1] https://www.diamond.co.jp/zai/articles/-/14
[2] https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20230831-03.html
[3] https://minkabu.jp/hikaku/company/sbi/sbi_fee.html
[4] https://kabutan.jp/hikaku/company_sbi-vs-rakuten/
[5] https://zuu.co.jp/media/stock/compare-sbi-rakuten-tsumitate-nisa
[6] https://www.buffett-code.com/articles/netbroker
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